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このコーナーでは、随時、スポーツに関する豆知識を紹介していきます。
第一回目はフィールドホッケーについての解説です。

協力:関東学生ホッケー連盟


ホッケー (Field Hockey)

 

91.4m、横55mの長方形のフィールド内を、22名の選手が各々たった1本のスティックをもち、ボールを操り、互いのゴールを狙います。これが「ホッケー」です。1972年よりオリンピックやワールドカップといった主要な大会は全て人工芝で試合が行われるようになり、1996年にはオフサイドが廃止されました。その結果、ホッケーの試合はよりスピーディーかつ美しいものになり、スティックから繰り出される巧みなドリブル、パスワーク、そして時速200kmを超えるシュートは見るものを感動の渦に巻き込みます。

 

<日本ホッケー界の歴史>

1906年(明治36年)に英国人牧師ウィリアム・T・グレーが慶応義塾の学生を指導したことによって日本にはじめてホッケーが伝わりました。1908年のロンドのオリンピックにてオリンピック正式種目となり、1980年のモスクワ大会では女子ホッケーもオリンピック正式種目となった長い歴史をもつ「ホッケー」。戦前の日本においてはホッケーの試合結果が新聞の一面を飾るといったことも少なくありませんでしたが、1968年のメキシコオリンピックを最後にオリンピックの舞台から遠ざかり、国内におけるホッケー人気も低迷しています。

2000年大阪にて開催されたオリンピック予選では「メキシコオリンピック以来32年ぶりの悲願の五輪出場」を掲げていた全日本男子。またイギリス、ミルトンキーンズにて悲願のオリンピック初出場を掲げた全日本女子。しかし惜しくもその夢はかないませんでした。世間がオリンピックで盛り上がった中、我が国日本はその盛り上がりにすら参加することはできませんでした。しかし2004年のアテネオリンピックでは男子は36年ぶり、女子は悲願の初の五輪出場を目指し、日本のホッケーが躍進しています。

 

 

<日本のホッケー>

  ホッケーは日本においてはまだまだマイナースポーツであり、「ホッケー」と聞いて夏季五輪正式種目「ホッケー」を連想する人は非常に少ないというのが現状です。

 日本において「ホッケー」はアイスホッケーと区別する意味で「フィールドホッケー」「グラウンドホッケー」と呼ばれる事が多く、カレッジスポーツつまり誰もが大学から始められるスポーツとして認識されているのが一般です。 しかし、ホッケーは完全なカレッジスポーツでありません。むしろ、サッカーや野球といったスポーツと似ているといってもいいかもしれません。下は少年団から上はお年寄りまで、老若男女問わず誰もが平等に楽しむことのできるスポーツです。毎年夏には100校以上の高校の頂点を決めるインターハイが開かれ、その他にもインカレはもちろんのこと日本全国で非常に多くの大会が開催されているのです。

 

日本にはホッケーの町と象徴されるように非常にホッケーの盛んな町がいくつもあり、岩手県の岩手町や鹿児島の樋脇町、富山県の小矢部市など、ほかにも非常に多くの町でホッケーが行われています。しかしあいにく大学においてはその人口に見合うだけのホッケー部がないということがいえます。大学に進学したのは良いが、その大学にホッケー部がないということで、ホッケーをしたくてもできないという問題が発生しているのも現状です。その為に、カレッジスポーツとなっていることも事実でしょう。

しかし言うまでもなく、オリンピックやワールドカップといった大きな大会に日本代表として日の丸を背負い世界と戦うのは小学生ないし中学校といった非常に幼いころからホッケーを始めた、いわばホッケーに生きてきた人々なのです。

近年においては、かつて学生ホッケーが日本ホッケー界を支えるという傾向が非常に強かったのですが、男子では社会人リーグ、女子においては高円宮牌fリーグ(女子ホッケー日本リーグ)も更なる飛躍を遂げ、ますますホッケーが学生の枠を抜け出すという良い傾向になって来ました。

 

 

<世界のホッケー>

高度の技術を要し、ボールを操るホッケーにおいて、経験というものが実力に大きく響きます。世界においてはその環境が更に進んでおり、幼稚園児ぐらいの小さな子供が初めてスティックを握り、ホッケーを楽しみます。こういった長いホッケー経験を重ねた選手がその国の代表としてオリンピックなどの大舞台で活躍します。2000年シドニーオリンピックの開催地となったオーストラリアもその例外ではありません。週末には近くにあるホッケーセンターに家族で出かけ、ホッケーを楽しむという光景も珍しくありません。またインドやパキスタンにおいてはホッケーが国技といわれるほどに盛んであり、ホッケーの記事が新聞の一面を飾ることはもちろんのこと、TVにおけるホッケーの試合中継も頻繁に行われ、国際大会などには必ずといっていいほど大勢の国民がわざわざ遠い異国の土地へ応援に向かいます。国民がいかにホッケーを愛しているかがうかがいしれます。

日本においても今年行われた4年に1度開かれるジュニアアジアカップでは前大会に続き4位という好成績を残し、他地域の結果次第では本選、つまりジュニアワールドカップに出場の可能性を残すといった明るいニュースもあります。しかし世界基準においては日本のホッケーはまだまだであり、世界の上位には歯が立たないというのが現状でしょう。

 

 

ホッケーの試合が人工芝で行われることが世界標準となった今日において、戦術というものは大きく変化しました。こういった人工芝でのホッケーに適応することが、否が応でも必要となってくる中で、2000年度高校総体ホッケーのメイン会場となった岐阜グリーンスタジアム、そして2000年度全日本学生ホッケー選手権、全日本選手権が開催される阿須運動公園ホッケー場(埼玉:飯能)といったように国内における人工芝ホッケー場というものもここ数年で非常に増えてきており、今では国内に約30箇所の人工芝ホッケー場ができました。日本各地で世界基準に合わせた選手が育ってきています。まさに今後が楽しみとなってきている日本のホッケーです。

 

ホッケーについてもっと知りたい方へおすすめサイト 

日本ホッケー協会  :http://www.hockey.or.jp/index.html

関東学生ホッケー連盟:http://homepage2.nifty.com/kuhu/index.htm

 

 
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